もう一度 君に会えたら
「すみません、ちょっと聞いてもいいですか」


受付のカウンターに乗り出すように俺は話しかける。

カウンターの向こうでは年配の事務服をきたオバサンが何事かと眉間にシワを寄せて俺たちを見上げた。


「今日、大久保 瑶 という子が診察に来たはずなんですけどー、まだ病院にいます?」


「・・失礼ですが、どのようなご関係でいらっしゃいますか?」


受付のオバサンは不審者を見るような目で俺を見つめている。


どのようなご関係って・・・交際してます?彼氏です?


そんな事テメーに関係あんのかよ。



「同じ高校の友達です」



横でやり取りを見ていたタケが口を開く。

あ、そういうのでいいわけ?



「学校帰りに迎えに寄ったんですが、病院の中じゃ携帯使えないので居場所が分らなくて」



タケはスラスラ言葉を並べる。


正直、すごく驚いていた。


だって、タケが敬語を喋ってるんだよ?


何年も付き合ってるけど、初めて聞いた。


脳ある鷹は・・なんとかってやつ?

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