もう一度 君に会えたら
でも……

固く目を閉じた瑶を見て



あぁ…

瑶の話なのか…

そう、思った。



不思議と俺は冷静だった。

もしかしたら現実だと理解してなかったのかも知れない。

ただ、アイツは移植手術じゃないと助からないってこと、

今、病室で慌しい処置が行われてるだろうこと、

目の前で瑶の父親が力なく下を向いていることは

紛れもない事実だった。
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