Secret Cats
ぶっちゃけあたしの中で頼れるやつはこいつらしかいない
この黒猫しか今のあたしは思い当たらない
そんなのはリュウや翼からあーだこーだ言われる前から気付いていた
けれどあたしはそれを彼らに真っ正面から言うことはできなかった
それはたぶんあたしの変なプライドが邪魔してたから
“自分は強い人間でいなきゃ”っていう思い込みがあったから
でも、そう思うのには限界があるってわかっていたのかもしれない
この世の中で自分で何とかできることってどれくらいなのだろう?
恐らく少ない
自分で何とかなったって思ってたことが実は陰で誰かが助けてくれていたってことがしょっちゅうだろう