空の大きさ
その犯人は、俺たちの真後ろにいた男の子。
俺も堀内も吃驚してビクッと少し飛び上がってしまった。
「...お腹すいた」
特に言ってる訳でもなさそうで、当りを見回してもこの子の親らしき姿は見えない。
......迷子か?
しばらく俺と堀内が様子を見ていたら、
「ねえ、僕のパパとママ知らない?」
俺たちに話しかけて来た。
その子の表情は不安でいっぱいだった。
「はぐれちゃったの?」
堀内は動揺もせず、優しくその子に笑いかけていた。
コクン、とその子は頷いた。
「じゃあ、お姉ちゃんとお兄ちゃんと一緒にパパとママ探そっか」
しゃがんでその子と同じ目線になってそう言うとその子はまたコクン、と頷いた。