空の大きさ


急に掴まれた事に吃驚して、


その綺麗な指が俺の腕を掴んでいる事に顔が赤くなるのが自分でも分かる。


「...え、え?」


声も出なくて掴まれた腕と堀内の顔を見比べた。


「....あ、あの、ね?」


さっきまでの元気な堀内はいなくて、もじもじして顔を俯かせている。


「えっと...その、迷惑、だったらいいんだけど...」


堀内にしては歯切れが悪い。


「どうしたの?」


やっと俺が喋った事で堀内も顔を俺の目線に合わせる。


「うん...お弁当、作ってきた、んだ」


「.......へ?」


そこで恥ずかしさがマックスになったのかボンと音が聞こえそうなぐらいに真っ赤になった堀内が目の前にいる。



俺はここでやっと堀内の言ったことを理解した。


堀内がお弁当を作って来てくれたのだ。



「...俺のため?」



自惚れかもしれないけど、期待してもいいだろ?



「......うん」



やっぱりまだ恥ずかしそうに頷く堀内は今までで一番可愛く見えた。





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