空の大きさ



「...迷惑な訳ねーだろ」




ボソっと呟いた声は堀内には聞こえなかったらしい。


「?」


まだ顔を赤くしながらも俺を見て首を傾げる堀内。


抱きしめたい、と思うが今は我慢する。



「迷惑な訳ねーじゃん。


すっげー嬉しいよ」



俺の腕を掴んでた堀内の腕をもう片方の手で離してその手を包む。


その小さい手を俺の手で包んだ瞬間、胸の中が暖かくなるのが分かる。


顔も自然と緩くなるのが分かる。



堀内の顔を見るとポカーンと俺を見る。



それがもっと俺を穏やかにさせる。


思わずギュッと繋いでいる手に力を込めた。




するとやっと我に帰ったのか、堀内の表情も戻ってくる。




「良かった」





今度は笑顔で。




< 179 / 250 >

この作品のキーワード

この作品をシェア

pagetop