魔界代表と天使の子っ!!
メイドってそんな...お嬢様じゃないんだから...


「はい」

と、シリルさんは微笑んだ。


それで...あの...


聞かなくちゃ、シリルさんに。


「あ、あの..シリルさん!!」


「さん付けなくてもいいですよ、呼び捨てで構いませんから。」


「あ、はい...じゃ、じゃあ..シリル....」


初めて会った人を呼び捨てにするのも...なんかなぁ...


「なんでしょうか、リル様」


「え、えっと..來木...來木彗!!」


あ、ど、怒鳴っちゃったよっ...

恥ずかしいっ...


「來木彗...?あ、あーキュヴァイル様の事ですか?」


「きゅ、キュヴァイル...?」


確か..來木彗って名前だった気がしたんだけど...



「はい、魔界代表で私たちを作り上げてくれた人です。」



魔界代表...名前は違うけど...きっとその人!!


「黒いコート来た金髪の青い目の人なんだけど..どんな人なんですか..?」


「あの人は...冷たい人です、でも..優しい人ですよ」



「そ、そうですか...」


「リム様の事大事にしてくれると思いますけど...」



「え?」


「あ、なんでもないです!!すみません」


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