年上王子様とのアリエナイ××①
今まで悩んでいたことをとりあえず頭の端に寄せて理恵ちゃんをまっすぐ見つめる。
「あのねわたし・・」
そこまで言うと、一つ深呼吸をしてそれから
「わたし祐太朗が好きなの!」
そう
告白した。
「最初は本当にムカつく存在だったのよ」
教室を出ながら理恵ちゃんが説明を始めた。
「だってあんたの話聞いてたから、最初は本当にムカつく存在で。
未練たらたらでみっともないなんて思ったりしてさ」
こうして話す理恵ちゃんは寒さのせいかはわからないけれど顔が真っ赤で。
それが少しだけおかしくなる。
みんなに頼られるお姉さん的存在な理恵ちゃんも
一人の恋する女の子なんだよね。
「でも何でかな、一緒に過ごすうちに好きって・・思うようになってさ。
何で、何処がって思うけど」
「好きになるのに理由なんてないんじゃないの?」
「う・・うん。認めたくないけれど。でも気付いてしまったから。
自分の気持ちに。だからあんたに話したの」
理恵ちゃん。
「ダメ..かな?」
不安気に見つめる理恵ちゃんに、まっすぐ見つめながら答える。
「あたしは祐くんを振った人間だし、なんて言えばいいか分からないけれど。
でも理恵ちゃんのことは本当に応援してるから」
これがあたしの正直な気持ちだ。
嘘はつきたくない。
「そう言ってくれると思った」