センパイのカノジョ

部屋の時計は既に夜の9時を指していた。

「腹減らねぇ?なんか作るか」

「あっ!!じゃあ、私が…っ」

私は冷蔵庫の中を見させてもらい、何を作るか考える。

冷蔵庫の中には、ジャガイモ、タマネギ、ニンジン、豚肉…。

…こういう時は、やっぱりカレーだよね?簡単だし!

先輩はリビングでテレビを見てて、私はキッチンで料理を作る。

何か新婚さんみたいっ!!

私がうきうきして包丁のスピードを上げたその時…。

グサッ

「痛っ!!!!」

「由莉!?」

先輩が慌ててキッチンへ来る。

私の左手の人差し指からは鮮やかな血が流れていた。

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