センパイのカノジョ

私がそう言うと、先輩は顔を赤らめそっぽ向いて再び料理を始めた。

暫くするとカレーの良い匂いがしてきて、私も盛り付けの手伝いをした。

テーブルにカレー皿が二つ並ぶ。

新婚さん気分で食べた先輩のカレーはすごく美味しくて、だけど少し雑に切ってある野菜が男らしくて、私はまた嬉しくなった。


「ごちそうさまでした!すごく美味しかった!」

「良かった」

私も先輩も、自然と笑みがこぼれる。

「さて、じゃあ風呂でも入るか」

「そうですね……って、え?」

「ん?」

「一緒…に?」

「もちろん」

にっこり笑う先輩に言葉がつまる。

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