学校破壊
「あんたが来てから、私の傷は増えるばっかり・・・。何もかわらない。」
千晶は自分の傷に手を当てそう言った。
「千晶はただ、毎日そうしてればいいの。私の言うとおりに動いてればいい。」
光は笑みをうかべる。薄暗い街頭に顔が照らせれ不気味に見える。
千晶はぎゅっと自分の腕を握りしめた。
「嘘つき。」
そう、怒鳴る千晶。いつも以上の目つきで光を睨むと、光は激しい頭痛におさわれる。
それを見た、千晶はさらに言葉を続ける。
「しょせん無駄なんだよ・・・。」
その言葉に光は混乱させられる。
頭のなかで過去のものがすべて駆け巡り、光からは冷や汗がでる。