恋迷路〜マイゴノコイゴコロ〜
「ゆかちん、いっこ上の先輩でさ、めちゃめちゃ綺麗な顔した男の人、知らない?結構態度でかい人。」
顎に手をあてて少し考える素振りをしたあと、ゆかちんはあぁ、と思いついたように声を上げた。
「それって、藤堂先輩のことじゃない?ダントツでイケメンって噂だけど…。柚杞、その人のこと知ってるの?」
藤堂先輩…かぁ。
「けどあの人、すっごくモテるのに、誰とも付き合わないらしいよ。もったいないよね!…って、柚杞、聞いてる?」
さっきもらったばかりの雑誌を広げてみる。
広げたページには、キレイにポーズをとっている舞花が微笑んでいる。