恋迷路〜マイゴノコイゴコロ〜





「ゆーずーきー?」


ゆかちんに目の前でぶんぶんと手を振られて、私は我に返った。




「えっなに!?」

ゆかちんがため息をつきながら私の前の席に腰掛けた。



「何か考え事?」




私が考えていたのは、さっきの人のこと。
なぜだか、あの人の一瞬だけ見せた表情が頭を離れなかった。




「なに?SweetBerryじゃん。柚杞、こんな雑誌読んでたっけ?」

机の上に置いてある雑誌をペラリとめくりながらゆかちんが私を見る。




「あ…もらったの…。」

なんて言っていいか分かんなくて、私はつぶやくように言った。




あ…
そう言えば、ゆかちんて確かダンス部だよね。
だったら先輩の情報とか入ってくるんじゃあ…







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