恋迷路〜マイゴノコイゴコロ〜
「柚杞、ごめんね?滉輝が騒いじゃって。」
ゆかちんが少し申し訳なさそうに謝る。
「いいのいいの。私もちょっと嬉しかったし。」
私が言うと、ゆかちんはふふっと笑った。
「滉輝、柚杞のこと大好きだもんね。生まれた頃からかまってもらってたし。」
ゆかちんが滉輝くんを生んでから、私はことあるごとに滉輝くんを甥っこのように可愛がった。
ちっちゃい滉輝くんが成長していくのを見ているうちに、だんだん姉のような気持ちになったりして。
滉輝くんもなついてくれて、すごく仲良し。
もう親友の域かもしれない。