恋迷路〜マイゴノコイゴコロ〜
その瞬間、ばちっと目が合う。
呼吸を、忘れそうになった。
…優介先輩が、あまりにも真剣な眼差しを向けてきたから。
すべてを見透かすような、真っ直ぐな瞳。
「…泣いて、いいと思うよ?…俺以外いないし。俺も邪魔なら帰るし…。」
「え…」
「だって、高科さん、無理して笑ってるでしょ?こういう時は、泣いてスッキリするのが一番だと思うよ。」
優介先輩の言葉に、どうしていいか分からなくなる。
…だけど。
自然と涙が溢れてきた。
自分でも止められなかった。
優介先輩の言葉が…
ココアよりもずっとずっとあったかくて。
胸が、熱くなる。
熱く痛む。