God of Death
 アイトは、華奢なメグミを抱き寄せた。
 柔らかい。いい匂い、落ち着く匂い。ちょっとだけ血腥いけど、メグミの、いつもの匂い。冷たいのに、死神だから冷たい筈なのに、どこか温かい。
 ーーああ、落ち着く。
 メグミの腕が、アイトの背中に回される。「よしよし」小さい子をあやす様に、メグミがアイトの背中をさする。

 しばらくして、アイトはメグミの身体を解放した。今度は、メグミの肩を抱く。
 メグミは小さく笑って、静かに瞳を閉じた。


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