青春はこれからだ!!
「おぃ、離れろ」

休み時間、
俺がいつものように勉強していると、
小沢が後ろから抱きついてきた

「勉強の邪魔だ」

「ふみちゃん本当に勉強好きだねー」

小沢が顎を俺の肩におきながら喋る

「あぁ、好きだ。だから邪魔するな」

「俺もふみちゃんが好きだもん。
邪魔すんなってw
あ、浩二先生が教えてあげるよー」

ニヤニヤしながら話す小沢もちろん即却下だ
なにをしてくるか分からないしな

「不要だ
大体俺はお前と青葉に行くために」

「あー
俺、ふみちゃんの滑り止めの大学もうけるからだいじょーぶだって」

小沢の発言に俺はカチンと来た

「バカいうな
お前はもっといい大学に行けるはずだろぅ?
俺はお前の才能を埋もれさせたくない」

俺は必死になって後ろを振り向く
ゴン
鈍い音がした

「いって~」

「ごっごめん」

「おぃ、そこの二人!!
いちゃついてないで
自分の席に戻れ」

気付けばチャイムがなり終わっていて、
先生が黒板の前にいた

「はいはい」

「・・いちゃつくって」

静かなくすくす笑いの中
小沢は不機嫌そうに戻っていった

「では、授業を始める
それと、佐野は今日中に宿題を終わらせろ」
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