青春はこれからだ!!
「くそっ・・なんだこのアイス。
このやろっこのやろっ・・くそうめぇ」

うしろで桜井がアイスと謎の格闘を繰り広げていて
前では宮本が爆睡している



そして隣ではバk・・・・小沢がこっちを見つめてくる


いつも道理・・・なのだろうか?
それでもこいつらと休み時間をすごしていることが嬉しい・・・・気がする

「ふーみーちゃん、志望校うかりそ?」

「・・・まぁ、な」

「学校は受験近いから宿題ださないっつってるけど、
結局のところ、先生が授業で出してるから今までと同じだよねー」

「そうだな」

適当に返事をしていたら急に頭をなでられて驚き
それと同時に耳元で「好き」と静かにささやかれる
とたんに顔が赤くなったのが恥ずかしくって
耳に手をあてて机に伏せたが
今になってこんなわかりやすい行動をした
過去の自分が忌々しく思えた
いまさらながら名誉挽回をしようと考える

「俺も」

少しだけ顔を上げて小沢を睨み返し
小さくつぶやいた
照れくさかったが
なぜだか羞恥心は以前よりもなかった
むしろ、ちょっとほっとした気分だった
前まで心に残っていたもやもやは
小沢のことが好きだということなのかもしれない

「おぉ、佐野さん自覚して一気に強気ですねぇ」

「うるさい・・ばか」

そういって俺はぺシッと小沢の頭を叩いた


「ふっ・・・・





バーカ」

こんな時間がいつまでも続けばいいと思った
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