危険な君の甘いお仕置き
「次はシュート練習。そうだなぁ…60本で♪」
「えぇー!?」
「多すぎません!?」
いつのまにか拓斗先輩の周りにみんな集まってきていた。
「いいからいいから☆さっさとやれ♪」
…本当に大丈夫なのだろうかこの先生。
少し、いやかなーり不安なあたし。
「60本打つだけじゃなくて60本入るまでだからなぁ!」
「「はぁーい…↓」」
渋々やりにいくメンバーたち。
頑張れ…(汗)
「美亜ちゃん!」
誰かに名前を呼ばれて振り返る。
楓先輩だぁ♪♪
呼ばれただけでテンション上がる♪
「はい、なんですか?」
「ちょっとそこにある救急箱とってくれる?」
あたしは床に置きっぱなしになっていた救急箱を取り先輩に渡した。
「…どうしたんですか?」
怪我でもしたのかな…。
「あ、ちょっと突き指。いてて。」
先輩はどうやら利き手の右手のほうを突き指しちゃったみたいでテーピングを貼るのが大変そう。
「あたし、やります!!」
とっさにいっちゃったけど…。
あたし元バスケ部だけど手当ってやったことないんだよね。
「…ん。じゃぁやって?」
う。
可愛い。。
キュンとする…
で、やり始めて見たけど。
まずハサミでテーピングが切れない。
このねばねば感のせいでハサミにくっついちゃって離れない!
「ふぬぬぬ…」
悪戦苦闘…汗
な、情けない。。