雪に届けて綴る想い

こいつがバスケしている途中で抜け出すなんて、絶対にあり得ないことだ。


このバスケ馬鹿に限ってそんなこと…


「用件は、……やっぱり、内緒にしとく」
「何それ」
「まぁ、そのうちわかるよ」


内緒にするぐらいなら、最初から来るなよ…


「それより、どうよ。最近、調子いいの？」
「ん～、まぁ、なんとかね。何で？」
隆二は、何故かあっちを見ながら、なんかもじもじしているように見えた。
「何でって、…だから、心配だからだよ」


心配してたんだ…かなり、嬉しい!!


そんなことさえ、嬉しく思うのはかなりの重症かも。