鏡越しの彼

「どうして、朔斗。……アナタは死んだの?あたしを置いて……」


『俺だって分からない………。気が付いたら、死んでた』


すっと目を細めた朔斗はさらに言葉を紡ぐ。


『いや、殺されることは、なんとなく知っていた』





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