今でも君が大好きで(上)



やっぱり1人は嫌い

幼い記憶が蘇るだけだ

あの真っ白な空間が…

プルルッ

携帯の音に震え上がった

「はい」

「あー柚那柚那!
さっき美夜ちゃんに電話もらったんだけど泊めて?」

私の過去を知っている柚那の気遣いかもしれない

「うん、いいよ
ありがとうね」

私がそう答えると

「今から行くから鍵開けときなさいよ」

嬉しそうな声と電話が切れる音が混ざった








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