瑠璃色の見せた奇跡


そうなのだ、当たり前だが、お金を持ち合わせていないのだ。


『大丈夫ですよ、百合様!欲しいものを、お選び下さい。』


クロウがニッコリする。

『で、でも……。』


『知らないと思うが、人寄せの浜に流れ着いた人間を屋敷におくということは、つまりその屋敷の主人が全ての面倒を見なくてはいけないのだ。のちのち出て行くとなったら、その後は、自分で…ということになるが。』



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