瑠璃色の見せた奇跡


一緒に歩いていたのが、マルスだということもその時点で、ピンときていた。


ただマルスと百合を繋ぐ接点がわからない……。


なぜマルスが百合に近づく必要があるのか?


偶然でなどあるはずがない……。


『クロウ!百合は!見つかったのかっっ!』


知らせを受けて、駆け付けたシバ。


クロウの衿元に掴みかかった。


『はい……。この奥の廃屋にマルスと。』


『マルスだと?!なぜアイツが!!』




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