ヌードなアタシ
数分後、瞬くんが入ってきた。
『はじめまして…
おじゃましちゃっていいのかな?
松本瞬です…』
『あっ、わたし小島奈緒です。
えっと、彼は水野卓己くん。
…私たち学祭のバンド仲間なんです』
『うん、こまちちゃんから
君たちのことは聞いていたよ。
すごく良い友達と出会えたって…』
『…えへへ、そんなぁ…』
人なつっこくて
明るい奈緒がいてくれたおかげで
瞬くんが加わった後も、自然に会話が弾んだ。
『そっか…3人バンドね。
こまちちゃんのカエル姿なんて
なかなかレアだよ…
是非見に行かないとね』
『松本さんが見に来てくれるなら
頑張っちゃいますョ。
ね、こまちちゃん?』
『うん…。』
『もう…こまちちゃんったら
テレちゃって…かわいいっ!
見かけはクールなんだけどね
すっごく恥ずかしがり屋さんなの。
この間もね…うふふっ』
『もう!奈緒ったら…』
瞬くんも楽しそうだったから…
突然だったけど、
2人に会わせて良かったと思った。