ヌードなアタシ
『なによぅ…聞いて無かった?
お金の事なんて心配しなくていいの。
…はっきり言わせてもらうと
私、これでも会社経営者よ、
社長よ!しゃちょう!
小さいながらも優良経営、無借金よ。
大金持ちじゃ無いけど
こまちを大学に行かせるくらい楽勝!
…だから、
おかしな事、考えなくていいから』
ケイちゃんの事だから
こう言ってくるのは予想していた。
でも…アタシも出来ることなら
自分のチカラでなんとかしたい…
『違うよ。
アタシねモデルの仕事を
真剣にやってみたいと思ったの…
ジーンズのポスターの仕事して
すごく興味が湧いたの。
出来れば…またやってみたい…
もちろん、勉強はするし
大学進学もしたいから両立する。
大丈夫!自信ある。
あのね、ケイちゃん…
アタシね、将来…医者になりたいの。
心理学も勉強して
精神科とかカウンセラーとか。
だから、モデルの経験できる時間は
今しかないの。
アタシは将来、医者になるの。
でも、医者になるまでの間に
モデルとして納得できる経験をしたい』
ケイちゃんは、瞬きもせずに
ポカンとアタシを見ている。
アタシも黙って…
ケイちゃんが発する言葉を待っている。
『あはは…参った!
あなたが言うと、説得力ありすぎ。
医学部を受験する人は普通、勉強漬けよ。
なにかと両立なんて…
あはは…、こまち…
あなたには、さすがの私もお手上げだわ…』