ヌードなアタシ

『モデル事務所に行くこと
応援してくれる?』


ケイちゃんは、ため息をつく。



『私、切れ者で通ってるのよ。
そんな私に反論の余地も与えない…

こまちは、小さい頃からそうね。

なにか意志を持つと、それを貫く為に
周りが納得して認めざるを得ない…
そんな状況をつくるの。

ほんと、恐ろしく…頭の良い子…

そして、ひどく純粋で無垢なぶん
人より強く傷ついてしまう。

不器用で哀れな子だわ。

そんなこまちが、
私は、たまらなく愛しいのよ』




ケイちゃんは少し寂しげに話した。


そして…
ニッコリ微笑む。



『あなたが意志を持ってやるのなら
結局、私はどんなことでも
無条件で応援するわ。

とても…心配は、するけどね…』



ケイちゃんの愛情が伝わる。

アタシが、こう言ったら
反対しないことは分かっていた…



『ありがとう…けいちゃん』



アタシ達は、向かいあったまま
無言でラーメンをすすった。
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