小悪魔×俺様
そんな俺と奏汰の会話を聞いて笑い出す瀬川。





「なんだよ!?」

「いや、館木でも親の前だと違うんだなって…」

「バカにしてんのか?」

「違う、違う!なんかちょっと近づいた気がした。今のほうが親しみやすい。」

「はぁ?」






…根はいい奴なんだな…。




多分。






そして、ついに姫の登場。





「ただいま…って…え?」

「咲樹菜。おかえり。」

「弘…夢?本物?」

「当たり前じゃん。」






すごい勢いで飛びついてきた咲樹菜。




力のない今の俺は倒れ込む。





かっこわりぃ…。






「おかえりじゃないよ!バカ!!」

「はぁ!?」

「おかえりは!!おかえりは…あたしのセリフ。おかえり弘夢。」

「咲樹菜…。」






目に涙を溜めてる咲樹菜。





俺は思いっきり抱きしめた。




咲樹菜は…耐えてくれた。




なんだかんだ言ってもやっぱり痩せた咲樹菜。





まぢでごめん。




まぢでありがとう。




まぢで好き。





…口には出さないけど。





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