小悪魔×俺様
なんとか部屋に入った俺と咲樹菜。





なにも変わらない部屋。





変わったとすれば、咲樹菜のものが少し増えた。






「弘夢、大丈夫?」

「ん。ありがとな。」

「うん…!!」






笑ってる咲樹菜。




俺には泣くのを堪えてるようにしか見えねぇな。





「咲樹菜?」

「なに?」

「よく耐えたな。変わらないでいてくれて……ありがとう。」






これ恥ずかしい。




慣れてないから余計。






「弘夢…。」

「泣かねぇの?」

「弘夢〜…!!」






俺にしがみついて泣き出した咲樹菜。




俺は頭を撫でてやる。




しばらくして落ち着いた咲樹菜。





「弘夢…。」

「なに。」

「やっぱね、弘夢が好き。大好き。」





いきなり言うの反則。





赤くなっちゃっただろーが!!





でも、まぁ…





こんなカワイイ咲樹菜が見れるなら、やっぱ戻ってきて良かったな…。







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