小悪魔×俺様
あっという間に進んでいく式。




眠たくなんてならない。






『答辞。卒業生代表、館木弘夢。』






来た!!




実は卒業生代表に選ばれてた弘夢。





弘夢自身びっくりしてたけど、成績いいし当然っていえば当然。






台に登った弘夢。





…かっこいい。






最初はよくある挨拶から始めた弘夢。






「…実は高校なんか来たくなかったんです。入学式もめんどくさくて。」





な、なに!?




ぶっちゃけたよ?






「何ヵ月か通ったら辞めようかと考えてました。」






知らなかった…。






「だけど…今はこの学校に来て良かったと思います。ここで、大切なものを見つけたから。」





大切な…もの?






「それは、いろんな感情、友達、そして恋人。中学までとは全く考え方も変わりました。」





今…恋人っていうときあたしの方見た…。




もう…泣きそうだよっ!!






「きっとこの学校に来なかったら、大切な思い出も大切な人も見つけられなかったと思います。」





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