パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
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「わああ、懐かしいなあ。あの頃と全然変わってませんね」
様々な実験設備をいじくり回して流は歓喜している。
「フンッ、ああ。変わったことと言えば、ラボ内は完全禁煙になったのと……」
「姉貴のことは忘れましょうよ、僕だって同じ血が流れているのが信じられないんですから……ええっ? ここにも禁煙化の波が? ああ、喫煙者は肩身が狭いなぁ」
「どうしても吸いたいなら、そのオゾンポッドの中で吸え。作動状態にしてなかったら安全だ」
「やっぱり博士は話が解るなあ。そういう柔らかな頭脳が物の根源を見通すんですよね」
「フンッ、おだてても茶は出さんぞ? 自分で淹れろ」
「わああ、懐かしいなあ。あの頃と全然変わってませんね」
様々な実験設備をいじくり回して流は歓喜している。
「フンッ、ああ。変わったことと言えば、ラボ内は完全禁煙になったのと……」
「姉貴のことは忘れましょうよ、僕だって同じ血が流れているのが信じられないんですから……ええっ? ここにも禁煙化の波が? ああ、喫煙者は肩身が狭いなぁ」
「どうしても吸いたいなら、そのオゾンポッドの中で吸え。作動状態にしてなかったら安全だ」
「やっぱり博士は話が解るなあ。そういう柔らかな頭脳が物の根源を見通すんですよね」
「フンッ、おだてても茶は出さんぞ? 自分で淹れろ」