パラワー『天才・原口龍太郎博士のエトセトラ』
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「マイクロブラックホール。とても魅力的な兵器だわ」
蓮は身体を突き上げる興奮に、最早立っていることさえ出来なかった。
「あのオレンジ犬もなかなかやるわね。何かご褒美をあげなきゃいけないかしら。ああ、それにしてもワクワクするわぁ」
窓の外に整然と並んでいる装甲車や戦車を見遣りながらほくそ笑む。
「これが帝国主義への第一歩。この真坂駐屯地がその礎イシズエとなる。我が自慢の装備も輝いて見えるわ。
いや、実際輝いてる? これ何? 眩しいっ!」
突然辺りは目も眩まんばかりの閃光に包まれた。
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『これで一段落付きましたね。スン、そろそろ休憩にしましょうか』
ナチュラルな世界では、あちらの龍太郎達がラボの周りの草取りに精を出している最中だった。
「マイクロブラックホール。とても魅力的な兵器だわ」
蓮は身体を突き上げる興奮に、最早立っていることさえ出来なかった。
「あのオレンジ犬もなかなかやるわね。何かご褒美をあげなきゃいけないかしら。ああ、それにしてもワクワクするわぁ」
窓の外に整然と並んでいる装甲車や戦車を見遣りながらほくそ笑む。
「これが帝国主義への第一歩。この真坂駐屯地がその礎イシズエとなる。我が自慢の装備も輝いて見えるわ。
いや、実際輝いてる? これ何? 眩しいっ!」
突然辺りは目も眩まんばかりの閃光に包まれた。
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『これで一段落付きましたね。スン、そろそろ休憩にしましょうか』
ナチュラルな世界では、あちらの龍太郎達がラボの周りの草取りに精を出している最中だった。