屍の孤島
その異常なまでの不死性に、圧倒されずにはいられない。

二歩三歩と後ずさってしまう秀一。

このまま逃げるか?

たった一体でも、丸腰では苦戦は必至。

だが…。

秀一はゾンビの背後、地面を見る。

先程まで猟師が所持していた猟銃が投げ出されている。

…秀一は普通のサラリーマンだ。

猟銃など撃った事がない。

が、この状況だ。

やった事ないだの、経験がないだのと甘えた事は言ってられない。

「要は構えて、引き金引けばいいんだろう?」

己を鼓舞するように声に出して言う。

「やってやるさ!」

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