幕末純想恋歌
第一章

壬生浪士組。邂逅。

「あ~あ、気絶しちゃった。土方さ~ん、土方さ~ん。」


「あ?どうした総司。」


「なんか、この子、気絶しちゃったんですけど、どうします?変わった格好したますよ?」


一瞥して、言った。


「とりあえず、屯所に連れてくぞ。きちんと考えるのはそのあとだ。」


「は~い。で、誰がこの子つれてくの?」


「てめーにきまってんだろ。」


「チッ…。」


舌打ちが聞こえた。
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