Sky Blue-同じ空の下-Ⅱ
数年ぶりの東京は、島とは違う風が吹いていた。前もって純が連絡しておいたみたいで、美南が迎えに来てくれた。
「碧、久しぶりだね。」
少し動揺混じりの声がする。
「久しぶり。驚いたでしょ、わたしこんな格好で。」
「正直・・・驚いてる。」
「美南、行きたいところがあるんだけど。」
純が努めて明るく言った。
「どこ?」
「○○編集部のスタジオ。」
「え?なにそれ、社会科見学じゃないんだから簡単に入れないよ。」
「連絡はしておいたから平気。」
そう言った後、「あいつ、今そこにいるんだって。」と純が優しく私に言う。
訳が分からないようだが、美南は案内してくれた。数年前は普通に乗ってた電車も今は多くの人の手を借りて乗る。
数十分後、目的の場所に着いた。