Sky Blue-同じ空の下-Ⅱ
それから、私たちは純が受付を済ませるまで一言も会話をしなかった。
「今案内してくれるって。」
そう言って、純が車椅子に手をかける。
数分後、編集部の人がロビーへ来て私たちを地下にあるスタジオに連れて行ってくれた。
スタジオの扉を開くと、止め処なくシャッターの音が聞こえる。何人かの大人の声も。
「慧が、色んなポーズ取ってる。」
事細かく説明してくれる純の隣で、美南は落ち着かない様子だった。
無理もない。
私にとって慧は恋人
純にとっては同級生
でも、美南にとっては芸能人だ。