Sky Blue-同じ空の下-Ⅱ
「東京に来たのは、慧に会う為じゃないよ。」
振り絞って出た言葉は、あまりにも可愛くない強がり。
「分かってる。」
「体だって、検査だって、平気。」
「分かってる。」
「それから・・・」
「ん?」
「この間はごめん。心配かけて、迷惑かけてごめん。」
「もういいよ。全部分かってるから。」
そう言って慧は、私の手をそっと握った。
「悪いけど少しの間、碧を頼んでもいいかな?」
申し訳なさそうに純が切り出す。
「二人の方が話しやすいこともあるだろうし、俺も話したい奴いるから。」
夕方に落ち合う約束をして、私は純たちと別れた。