Sky Blue-同じ空の下-Ⅱ
「でも、あなた想像してた感じと違うわね。」
隣のスタッフさんがそう囁いた。
「想像の私はどんな人でした?目が見えて、自分で歩けて、彼の仕事現場に押しかけない女?」もどかしさから嫌味をぶつけてしまう。
「違うの。身体的なことじゃなくて、慧の話すあなたって負けず嫌いで、怒りっぽくて、意地っ張りなちょっと気難しい女の子なの。」
彼女は「怒りっぽいところは当たってるか」と付け足した。
「最近は何事にも悲観的になってしまうんです。」
顔も知らないスタッフさん、今日初めて会った彼女に私は誰にも言えない気持ちを話してみる。