超イケメン☆ホストクラブ【番外編】
「パートナーのこと忘れてたから、今夜は行かないことにする」

そう言うと、

「いけません、お嬢様」

と、三日月にいさめられた。

「今宵の催しは、子爵さまからの大事なご招待です。直前の欠席などは失礼にあたります」

「わかってるけど……でも……」

と、口をとがらせた。

「でも、パートナーがいないんじゃ、しょうがないじゃない……」

ぶつぶつ言う私に、

「どなたか今からでも大丈夫な方もいらっしゃるかもしれませんし、よろしければ私がご連絡をしてみましょうか?」

と、三日月が問いかけてくる。

「いい……」

隙のない三日月にやや気疲れして、力なく首を横に振った。
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