超イケメン☆ホストクラブ【番外編】
――夜遅い社内で、私はひとり残業をしていた。

チーフの銀河にあんなことを言われ、悔しさも手伝って、自分でなんとか意見をまとめてみようとしていた。

そこへ、ふらりと当の銀河がやって来た。

私の姿を見つけると、まっすぐに近寄ってきて、

「なに? まだ仕事してたの?」

と、声をかけてきた。

「……仕事してたら、いけませんか?」

顔も見ないで聞き返す。

「別に、いけなくはないけどさ……知ってる? 仕事って、早く終わらせるのも、仕事のうちなんだよ」

「くっ…」と、思わず声がもれた。
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