君の光を想う






部屋が並ぶ廊下を進んでいく内に

視界がぼやけるのが分かる。






くそ、泣くな…

こんな所で。






嬉しかった。

おばさんの想いが体へ伝わって、心の底から嬉しさを感じた。






「…春!?」






駆け寄って来る人物。

今一番、会いたくない人物。

眉を歪めつつ顔を思いっきり背けた。






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