君の光を想う





「どうしたの?」


「……」


「誰かに何かされた?何か言われた?私言って来る…!」






咄嗟に柚の腕を掴む。


切ない表情で振り返る様子に必死に熱いモノを堪えた。






「何でもない」


「でも…」


「…お前こそどうした?」


「お互い財布忘れて…」


「アホか」









柚と聖の行動に思わず、溜め息が漏れる。






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