可愛くてごめんなさい。
「ふーん
なんか大変なんだな。
っつーか、振られたんだったらもう諦めれば?」




私の行動を理解できないらしく、
眉間にシワを寄せて卵焼きであろう物体をもぐもぐ噛みながらさらっと言った。





「それは絶対イヤ。」


即答した私の気持ちを受け止めてくれたのか、
そうか。と梨花は口を尖らせながら真剣に考えている様子。





(相談して良かった)





「じゃあ、
ソイツ部活やってんだろ?
マネージャーにでもなれば?」





……………??!!






「なるほど!
その手があったか!
そうすれば黒沢も無視出来なくなる!
それにアイツの弱点も見つかるかも」





目から鱗です。


それはとってもいいアイデアだったため、
梨花は「めんどくさい」と言うので
急いでご飯を食べ終わって

早速、担任に相談しに行った。





しかも担任がまさかの弓道部の顧問……


天も私の味方だ。






あまりにもはしゃいでいた為、
この時は梨花が面白がって提案した事を気づけなかった………
< 31 / 59 >

この作品をシェア

pagetop