もう一度、名前を呼んで。【完結】
僚どうしたんだろ?
と思いはしたもののあたしは無表情のままで。
頭が冷えきっていて、指一本動かせない。
「僚っ!
藍那を外に出せ!!」
部屋の隅のほうに視線を向けると、悠唏を必死に止めようとする理流と龍毅と舜の姿。
悠唏が掴んで離さない倉本はもう既に意識がない。
腕はダランとぶら下がっていて、悠唏が掴んでいるから立っているような感じだ。
悠唏は意識のない倉本をまだ殴り続けてる。
目は充血していて、止めようとする三人を振り払っている。