禁断〜家族Game〜
柑は黙って聞いている玲の髪に触れた
「触れた先から、僕の物になればいい。僕しか見えなくなればいい...そぉ思ってた。」
優しく、優しく、まるで髪の一本、一本が全て自分の物だと言っているみたいに柑の指は丁寧に玲の髪を撫でる
「だから、本当の妹じゃないと分かった時、神様は居るんだと思った。」
玲の身体が...
玲の心が...
僕の指に反応した秘密の夜
ただの男と女になれたあの夜は
僕にとって奇跡だった
「ずっと願っていたことが叶ったんだ....僕は昔には戻りたくない。」
「じゃあ...なんで...」
「ねぇ玲、僕達はもぉ家族には戻れないんだよ?」
柑の言葉に玲はまた黙った
「本当に僕と付き合えるの?
僕には玲しかいない。玲だけだ。でもそれは、育ててくれた父さんや母さんを裏切ることなんだよ。」
「柑....」
玲はようやく柑が自分を避けていた理由が分かった気がした
「ずっと隠さなくちゃいけないんだよ。嫉妬の気持ちも何もかも。家では普通の双子として過ごさないといけない..
キスしたり抱いたり、触れるたびに親を裏切るんだ。玲にそれが耐えられる?」
アタシ...何も考えてなかった
ただ柑と同じ気持ちが嬉しくて
そこから始まる試練に気付きもしなかった