禁断〜家族Game〜
玲の背中にアスファルトの冷たい感覚が広がる
だけど、背中の冷たさよりも玲を見下ろす柑の視線に釘付けになっていた
「ねぇ玲、本気で無かったことになんて思ってるの?」
「だって...柑が避けるから」
どうしてアタシが責められるの?
アタシは、、、
「玲、玲は僕に冷たくされて、昔に戻れたらいいのにって思った?」
「えっ....」
思ってもみなかった質問に、ただ柑を見つめた
「僕は...一度も昔に戻りたいなんて思わないよ。」
「か....ンッ、、、」
不意に柑は玲の唇に自分の唇を押し当てた
「柑....」
「ずっと好きだったんだよ。玲の事、、、小さい...ううん、きっと赤ん坊の頃から好きだった。」
眼鏡の奥の柑の瞳が切ない色を帯びているように玲には見えた
「ずっと悩んでた。妹なのにって...誰か違う男が玲の前に現れるたび、嫉妬でおかしくなりそうだった、、、、
玲を自分の物にしたい、、僕の色で汚したい、、、そんな欲望ばかりが渦巻いた。
自分は狂ってる。そんな風に感じながらも、綺麗に、女になっていく玲を見ずにはいられなかった。」