永遠-とわ-

「わかると思うけど、鬼桜の幹部の七瀬 紘喜(ななせ ひろき)だ。よろしく 夏希ちゃん」


紘先輩がいつもの笑顔で言った。




「で、俺が同じく鬼桜の幹部の高杉 慎也(たかすぎ しんや)。
ちなみに仁君の従兄弟。ナツとは同じクラスだし俺のことはシンでいいぜ」



グレーっぽい黒髪の人・・・シンがハルのことをイジりながら言った。



「よろしくお願いします?」



あたしは曖昧に返事をした。



そして、あたしは隣にいる仁を見た。




「・・・何だ?」




「いや・・・何であたしを鬼桜の姫にしたのかなぁって・・・」



「あぁ。それはね、仁が夏希ちゃんのこと気に入っちゃったからその方が守りやすいでしょ?」




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