黒猫 - 迷子の不良黒猫ちゃん - 【完】
私はおぼつかない足取りで、麗の病室まで行った。
病室に入ると
『………麗。』
管に繋がれ、抗ガン剤を打たれている麗がいた。
眠っている表情は、苦痛で満ちていて
なにも、考えられなかった。
ーーー…なぜ、気づいてあげられなかったんだろう。
それだけが頭の中を回っていた。
*****
麗が、入院して二週間。
私は病院のロビーにいた。
麗の病室に行こうとすると
「九条さんっ!」
『………。』
なぜか、クラスメートたちが居た。