【短編】君に捧げる『物語』





今日も、何となく過ごしてしまった。


日誌を書き終え、誰もいない教室で1人溜息を吐く。


友達とワイワイやるのは楽しい。

勉強も嫌いだけど苦手ではない。


だけど、何故か毎日が空っぽで、すかすかな気がする。

何か欲しかった。

この退屈な日常から逃れられるきっかけを。


そんな時、前の席の机に置いてあったノートに目が行ったんだ。



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