3ヵ月
「落ち着いてるよ。明日聞こっかな?」
「そうしなよ。そんでバレンタインに告白しなよ。」
「え~、告白?!もし付き合えたら、あんな事やこんな事…そうなちゃったらどうしよー?」
一人で妄想にふけてる葵を横に3人で話始めた。
「舞ちゃんと礼ってまだ付き合ったことないんでしょ?好きな人いないの?」
「私は…いないな。」
「舞ちゃんは冷めてるなー。もうちょっと女の子のか弱い部分なんかを見せたらモテると思うんだけどなぁ?」
「か弱いとこ?そんなの出ないし、見せらんないよ。」
「まっ、それも舞ちゃんらしいかな。」
私は自分を偽ることが嫌いだし、しようとも思わないし、場の空気を呼んで合わせることは大事かもしれないけど、自分の意見を曲げてまで合わせようとは思わなかった。

「私はこれから見つける。」
「でも礼は黙ってても告白されそうだからな。」
「そんなことないよ。私よりモテる子いっぱいいるもん。」
「礼は謙虚だな。そのおっとりした雰囲気が結構人気ありそうなんだよな。」
< 77 / 102 >

この作品をシェア

pagetop